早いもので、もう一年の半分が過ぎた。

世間は、富士山の世界遺産登録で盛り上がっているけれど、一方で
マナーの問題がテレビなどで取り上げられている。

未経験者が装備不十分のまま登山するのは、富士山や登山者から
見たら、マナー違反であろうし、遭難事故などにあったら、
たくさんの人に迷惑を掛けることになる。
あるテレビ解説者が、「保険に入るのは、登山者のマナーだ」と
言っていたけれど、もっともだなぁと思った。

また、ゴミ問題。
以前、スイス旅行に行った際、3000m、4000ｍ級の山でも、
登山列車でかなり高いところまで行けて、そんなに標高の高い所でも
トイレが綺麗で臭わないことにびっくりすると同時に、
富士山の世界遺産登録が難しいのも妙に納得したことを覚えている。

その後、関係者の方々の努力で、せっかく世界文化遺産として、
その景観の素晴らしさが世界から認められたのに、またゴミ問題が
出ていることを残念に思う。

一方、別のテレビ番組では、東京ディズニーランドの清掃スタッフ
（カストーディアルキャスト）を特集していた。
カストーディアルキャストは、ディズニーのＣＳの原点として
よく話題になるが、見ていて本当に楽しい。

単に清掃して綺麗にするだけでなく、小粋な演技で周囲を和ませる。
最初は、誰も気に留めていないのに、一人で黙々と演技を始める。
個人的には、Youtube動画の”ポップコーン殺害現場”が気に入っているが、
この動画も最初は、演技しているカストーディアルに誰も気付かずに、
お客様は通り過ぎている。

そのうち、たった一粒、道に落ちているポップコーンを事件現場の
証拠のように、ロープを張り、慎重に拾う様子に観客が集まり出し、
興味深く様子を見守っている。
一粒のポップコーンが無事にゴミ箱に収まって拍手！という動画だが
見ていて楽しく、心が温かくなる。

富士山も、登山者の一人一人が、ディズニーのカストーディアルキャスト
のようなでいてくれたら、きっとずっと綺麗が維持されるのになぁと思う。

日本の富士山が、そのマナーと共に、世界に自慢できるようになったら
とっても嬉しい！

登山が苦手な私は、登るより、遠くから見ていたほうがいいけど・・・。

シニアコンサルタント　秋葉正枝

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